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【勝率アップ】移動平均線の違いは?使い方や設定方法について徹底解説!

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どうも、KuMaです。

「移動平均線」はFXで最も利用されているインジケーターですが、みなさんは移動平均線の種類、設定方法、活用方法を理解していますか?

みんなが使ってるから、なんとなく表示しているだけって人はいませんか?

この記事では、

  • 移動平均線に種類なんてあったの?
  • MT4でどの移動平均線を選んだらいいか分からない
  • 移動平均線のベストな設定方法を知りたい!
  • 移動平均線の活用方法を知りたい!

って人のために、移動平均線について実際のチャート画像を用いて詳しく解説していきます!

特に移動平均線の種類期間設定は、それぞれの違いを知っていて利用するのと、知らないで利用するのでは大きな違いがあります。

計算式など全て暗記する必要はないので、それぞれの特徴は知っておくようにしましょう!

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目次

移動平均線の役割は?

そもそも、移動平均線とは何かご存じですか?

移動平均線とは、一定期間の終値の平均値をつなぎ合わせて線にしたものです。

例えば移動平均線の期間を「5」に設定した場合、ローソク足5本分の終値の平均となります。

では移動平均の役割は何でしょう?下のチャートをご覧ください。

ローソク足のみを表示した場合、いろんな時間帯でチャートが上下していて、非常にジグザグした印象を受けませんか?

ジグザグの回数が多いと、どこでトレンドが発生しているか察知するのが困難になります。

では次に移動平均線を表示したチャートをご覧ください。

ローソク足のみのチャートに比べ、移動平均線を表示した方が滑らかに動いている印象をうけませんか?

ローソク足を滑らかにすることで、だましに合う回数が減り、トレンドを把握しやすくなります。

このように、移動平均線の主な役割は「トレンドを把握しやすくする」ことです。

移動平均線の種類

ここでは、MT4で最初から利用できる4種類の移動平均線を紹介します。

①単純移動平均(SMAまたはMA)

②加重移動平均(WMA)、線形加重移動平均(LWMA)

③指数平滑移動平均(EMA)

④平滑移動平均線(SMMA)

①単純移動平均=Simple Moving Average

MT4では「simple」と表記されています。

SMAは名前の通り、ある一定期間の終値を単純に平均化した数字で作られている移動平均線です。

②加重移動平均=Weighted Moving Average、線形加重移動平均=Linear Weighted Moving Average

MT4では「Linear Weighted」と表記されています。

WMAもLWMAも同じ移動平均線で、利用するFX業者によって表記に違いがあります。以後この記事ではWMAで統一します。

WMAはSMAと比べて、直近の価格に重点を置いた移動平均線です。

例えば5日WMAの場合、当日の価格を5倍、1日前の価格を4倍、2日前の価格を3倍、3日前の価格を2倍、4日前の価格を1倍にして計算します。

これによって、直近の価格に影響を受けやすく、過去の価格に影響を受けにくくなります。

③指数平滑移動平均=Exponential Moving Average

MT4では「Exponential」と表記されています。

EMAは、当日終値と前日EMAの差を2倍にして計算します。

計算式から分かるように 、EMAも直近の価格に重点を置いた移動平均線です。

④平滑移動平均線=Smoothed Moving Average

MT4では「Smoothed」と表記されています。

計算式から分かるように、SMMAも直近の価格に重点を置いた移動平均線です。

ただし他の移動平均線と違い、単純平均化した数値をさらに単純平均化しているので、とても滑らかな曲線を描きます。

4種類をチャートに表示して比較してみた

4種類の移動平均線はどのような違いがあるか、実際のチャートに表示して確認してみましょう。

期間設定は「50」で、以下の表のように色分けしてます。

①黒:単純移動平均(SMA)

青:加重移動平均(WMA)

赤:指数平滑移動平均(EMA)

緑:平滑移動平均線(SMMA)

まず緑色の「SMMA」に注目してみてください。

他の3本に比べ、最も滑らかに動いている印象を受けませんか?

緑矢印をご覧ください。

他3本は大きなトレンドの中にある小さな動きにも反応してますが、「SMMA」はほとんど反応がありません。

このことからSMMA」は、最も滑らかに動き、最もダマシにあいにくい移動平均線と言われています。

次に、トレンドの転換点、開始点での違いについてみてみましょう。

赤矢印は上昇トレンドの転換点で、下降トレンドの開始点となります。

この部分を拡大します。

トレンドの転換点、チャートの山が形成されている位置に注目してください。

1番早く下降トレンドに移行したのは「EMAWMA」で、少し遅れて「SMA」が山を作り、「SMMA」はなだらかに下降線を描いていきます。

計算式で解説したように「EMAWMA」は直近の価格に重点をおいてるので、トレンドの開始・転換にすばやく反応します

逆に「SMA」は過去の価格にも同等の影響を受けるので、トレンドの転換点を形成するのが少し遅いです。

SMMA」は滑らかなチャートを形成するので、他3種類と違い、明確なトレンドの転換点を見出すのが難しい印象を受けます。

4種類のメリット、デメリット

SMA

・計算式がシンプルでわかりやすい

・最も多くの人に利用されている

・適度にダマシが少なく、適度に感度がいい

・トレンドの転換、開始へ反応するのが若干遅い

SMAは最もポピュラーな移動平均線です。

全期間を平均化しているので、WMA・EMAよりジグザグ感は少なく、滑らかに動きます。

WMA・EMAより反応は遅いですが、ダマシの頻度もそれだけ少ないです!

移動平均線の種類で悩んだら、SMAを選択しておけば間違いないでしょう。

WMA

・トレンドの転換、開始への反応が早い

・価格をしっかりと追いかけてくれる

・ダマシが多い

WMAは4つの移動平均線の中で、最も価格(チャートでのローソク足)に近い位置を推移します。

チャートの動きに対しても、EMAと同等の感度で反応してくれます。

上記のことからWMAは、トレンドをいち早く察知でき、価格をしっかり追ってくれる移動平均線を求める人におすすめです。

EMA

・トレンドの転換、開始への反応が最も早い

・SMAと近い位置を推移する

・ダマシが多い

EMAは、SMAに近い位置を推移し、SMAよりもトレンドの反応性が高いです。

従来のSMAを利用していて、もう少しチャートへの反応性が高いほうが嬉しいって人は、EMAがおすすめです。

SMMA

・最も動きが滑らか

・ダマシの頻度が少ない

・値動きに対して反応が悪い( 売買サインのタイミングが遅れる )

SMMAは、動きが滑らかで、突発的な動き・ダマシの影響を受けにくいことから、長期トレードの相場分析に向いています

逆に、ダマシが少ないぶん、売買サインのタイミングが遅れるので、短期トレードには不向きです。

ベストな設定期間は?

すべてのインジケーターに共通して言えますが、インジケーターの設定期間は「区切り」が重要になります。

◎区切りの例

1年間、半年、四半期(3カ月)、1カ月、1週間、1日、1時間 etc ,

上記の期間は、世界中のトレーダーが共通して意識する区切りです。

その区切りを「期間」として採用すると、大勢のトレーダーと同じチャートで分析することになるので、インジケーターが機能しやすくなります。

KuMa

他にも「フィボナッチ数列」だったり、数多くのインジゲーターを開発したワイルダーが相場の転換点として提唱している「7の倍数」だったり、様々な区切りが存在するよ!

勝ちやすい設定期間は人それぞれ違うので、色々ためしてみるのもアリだね!

日足は「5」「25」「75」「100」「200」

「5」・・・月曜日~金曜日、1週間の市場期間を表します。

「25」・・・約1ヶ月間(5週間)を表します。

「75」・・・約3ヶ月間(15週間)を表します。

「100」・・・約半年間を表します。

「200」・・・約1年間を表します。

週足は「9」「13」「26」「52」

「9」・・・約2カ月を表します。

「13」・・・約3カ月を表します。

「26」・・・約半年間を表します。

「52」・・・約1年間を表します。

移動平均線を利用したトレード方法

移動平均線はチャートの方向性を分析したり、売買シグナルの判断にも使えます。

こちらでは、移動平均線を用いた指標の中で特に有名な「グランビルの法則」「ゴールデンクロス」「デッドクロス」について解説します。

グランビルの法則

①新規買い ・・・移動平均線が水平・上向きに転じたとき、ローソク足が上抜け

②押し目買い ・・・移動平均線が上向きのとき、一旦ローソク足が移動平均線を下回るも、再度上抜け

③買い増し ・・・移動平均線が上向きのとき、一旦ローソク足が移動平均線付近まで下落も、下抜けせず再上昇

④逆張り買い ・・・移動平均線が下向きのとき、ローソク足が大きく乖離した場合

①新規売り ・・・移動平均線が水平・下向きに転じたとき、ローソク足が下抜け

②戻り売り ・・・移動平均線が下向きのとき、一旦ローソク足が移動平均線を上回るも、再度下抜け

③売り乗せ ・・・移動平均線が下向きのとき、一旦ローソク足が移動平均線付近まで上昇も、上抜けせず再下降

④逆張り売り ・・・移動平均線が上向きのとき、ローソク足が大きく乖離した場合

グランビルの法則とは、 移動平均線と価格の関係から、相場の方向性を分析する手法をいいます。

日足」の「200日平均線」で分析するのが一般的です。

以下のページで詳しく解説してますので、気になる方はご覧ください。

https://www.ski-kuma-fx.com/%e3%80%90%e5%8b%9d%e7%8e%87up%e3%80%91%e3%82%b0%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%83%93%e3%83%ab%e3%81%ae%e6%b3%95%e5%89%87%e3%81%a8%e3%81%af%ef%bc%9f%ef%bc%98%e3%81%a4%e3%81%ae%e5%a3%b2%e8%b2%b7%e3%83%91%e3%82%bf/

ゴールデンクロス=買いサイン

赤:5日平均線青:25日平均線

長期の移動平均線を、短期の移動平均線が、下から上に突き抜ける現象を「ゴールデンクロス」といいます。

移動平均線が交差するポイントが重要です。

ゴールデンクロスは買いサインとして知られています。

デッドクロス=売りサイン

赤:5日平均線青:25日平均線

長期の移動平均線を、短期の移動平均線が、上から下に突き抜ける現象を「デッドクロス」といいます。

移動平均線が交差するポイントが重要です。

デッドクロスは売りサインとして知られています。

まとめ

移動平均線は最もポピュラーなインジゲーターで、有用性も高く、世界中のトレーダーに愛用されています。

ただし、1つで全てうまくいくような、万能なインジケーターは存在しません!

複数のインジケーターを組み合わせ、様々な側面から分析することが重要です。

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