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海外FXは危険?レバレッジ規制、海外FXが日本金融庁に警告を受けている理由について解説

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どうも、兼業FXトレーダーのKuMaです。

この記事では、私が初心者トレーダーの時に抱えていた、

「そもそも海外FXって危険なの?違法性はないの?」

そんな疑問や不安を解消できた理由を解説します!

投資は自己判断で行うもので、自分の資産は自分で守らなくてはいけません。

リスク管理が非常に重要です!

この記事は、みなさんが最終的に海外FXの危険性を判断するための材料に役立ててください!

KuMa

記事の後半では、海外FXが日本金融庁に警告をうけてる理由や、国内FXのレバレッジ規制についても解説しています。

~この記事を読んで分かること~












海外FXの危険性、違法性

国内FXのレバレッジ規制について

金融庁が海外FXに警告をだしている理由

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目次

そもそも海外FXとは?

海外FXとは、日本の金融ライセンスを保有していない業者のことを指します。

つまり海外に本社があっても、日本の金融ライセンスを保有していれば、国内FXに分類されます。

海外FXを利用すれば、海外投資家と同じ好条件で、FX取引を行うことができます。

KuMaの結論:海外FXは安心して利用できる!

私が現在利用してる業者は、以下で解説する理由と、実体験に基づいて、安心して利用できると判断しました。

①海外FXの違法性

②業者の信頼性

③不正なチャート操作の可能性

④不正な出金拒否、口座凍結の可能性

⑤投資家の資産保護の有無

①海外FXの違法性

日本の法律上、海外FXを利用することに違法性はありません!

海外FXで利益を上げても、しっかり納税さえしていれば、罰せられる危険はないのでご安心ください

ただし注意が必要なのは、海外在住の人です。

海外在住の人は、その国の法律で、海外FX業者を利用できない場合があります。

例)アメリカ在住の人

2010年にオバマ大統領が成立させた、「ドッド・フランク法」により、アメリカ国内のFX業者以外は利用できない状況です。

ドッド・フランク法を緩和させる動きもあるようですが、現状に変化はないです。

他にも、カナダ、ニュージーランドでも海外FX業者を利用できない場合があります。

海外在住でFXを始めたい人は、その国の法律に則って業者を選びましょう。

KuMa

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②業者の信頼性

業者の信頼性は「運営実績」「金融庁ライセンスの有無」「スポンサー契約の有無」の3点から判断しています。

◎運営実績

まず私が利用しているFX業者の運営実績をごらんください。

海外FX業者運営実績
XMTrading2009年~
TitanFX2014年~
Axiory2013年~(FXインフラ開発は2007年~)
国内FX業者運営実績
GMO2005年~
DMMFX2006年~
SBI FXトレード2011年~

国内FX業者のほうが運営実績が長い傾向にありますが、海外FX業者で1番人気のXMについては、国内FX業者と同等の運営実績を誇っています。

他の海外FX業者も、約10年間は安定したサービス提供を続けているので、十分信頼できる運営実績です。

◎金融庁ライセンス

金融庁ライセンスとは?

FXなどの金融業を営むために必要な許可のことです。

金融ライセンスを保有しているFX業者は、その国の金融監査庁が定める厳しい基準をクリアしているため、無保有業者に比べて一定の信頼を置くことができます。

ただし金融ライセンスは、国によって審査基準や難易度が異なりますので、保有していれば手放しで信頼できる指標ではないので注意が必要です。

私が利用してる業者のライセンスは以下になります。

海外FX業者金融ライセンス国
XMTradingセーシェル
TitanFXニュージーランド
Axioryベリーズ

XMグループ全体ではキプロス、イギリスのライセンスも取得しています。

日本金融庁の圧力で、海外であっても日本人向けサービスが制限される国もあるので、日本人・日本人以外でグループ会社のライセンスが違う場合もあります。

同様の理由で、いきなり日本人向けサービスを規制する国もあるので、金融ライセンスを違う国で取り直すケースもあります。

どの海外FX業者も、顧客に信頼性を示すため、金融ライセンスの取得には重点を置いてることが分かります。

◎スポンサー契約

スポンサー契約の有無とは?

業者によっては、世界的に有名なスポーツ選手、クラブチームとスポンサー契約を結んでいる場合があります。

スポンサーの評判が、選手・クラブチームの評判を落とす可能性もあるので、スポンサー契約の審査は相当厳しいと考えられます。

スポンサー契約がある業者の一例です。

海外FX業者スポンサー契約
XMTrading陸上のウサイン・ボルト(2016年~3年間)
FBSFCバルセロナ

日本で利用可能な海外FX業者は、海外でも一定の地位と信頼を確立してることが分かりますね。

③不正なレート操作の可能性

海外FXの多くはNDD方式を採用しています(国内FXはDD方式が主流です)

DD方式・・・FX会社(ディーラー)がトレーダーとインターバンクの間に介入する(レート操作が可能)

NDD方式・・・FX会社(ディーラー)がトレーダーとインターバンクの間に介入しない(レート操作が不可能)

このように海外FXのほとんどは、レート操作不可能なシステムを採用しています。

トレード環境の透明性という点は、国内FXより優れていると言えるでしょう。

ただし、国内FXのDD方式が悪いわけではなく、どちらにもメリット、デメリットが存在します。

NDD方式、DD方式について詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。

https://www.ski-kuma-fx.com/dd%e6%96%b9%e5%bc%8f%e3%80%81ndd%e6%96%b9%e5%bc%8f%e3%81%a8%e3%81%af%ef%bc%9ffx%e3%83%88%e3%83%ac%e3%83%bc%e3%83%89%e3%81%ae%e4%bb%95%e7%b5%84%e3%81%bf%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6%e8%a7%a3/

④不正な出金拒否、口座凍結の可能性

ネットや知人の口コミ、最終的には自身の経験で判断しました。

ネットを探せば、数万円~数億円の出金報告がされています。

私も数百万円の出金を何度も繰り返してますが、現在利用してる業者で出金拒否・口座凍結の経験はないです。

それもそのはず、現代のようなネット社会で、理不尽な出金拒否・口座凍結を行ったら、あっという間に炎上して悪評が世界中に広がってしまいます。

1度不正を行ってしまうと、その信頼を取り戻すのは不可能に近い。

それもあって、どの海外FX業者も、特に出金関係はトレーダーへ不安を与えないよう気を使ってるのが分かります。

以上のことから、規則に違反した行為がない限り、出金拒否・口座凍結の可能性はないと判断しました。

⑤急な破産の時、投資家の資産が保護されていない可能性

業者によって違いますが、基本トレーダーの資産は信託保全、分別管理されています。

信託保全、分別管理とは?

信託保全・・・第三者の監視ありで、トレードの資金(証拠金)を外部の金融機関へ預け、運営資金とトレーダー資金を完全に切り離したかたちで管理

分別管理・・・自社の管理で、トレードの資金(証拠金)を外部の金融機関へ預け、運営資金とトレーダー資金を完全に切り離したかたちで管理

どちらの管理方法も、業者が破産した時、トレーダーの資産は全て返還されます。

万が一の時、自分の資産が保護されているのは安心ですね!

資産の管理について詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。

https://www.ski-kuma-fx.com/%e4%bf%a1%e8%a8%97%e4%bf%9d%e5%85%a8%e3%80%81%e5%88%86%e5%88%a5%e7%ae%a1%e7%90%86%e3%81%a8%e3%81%af%ef%bc%9f/

海外FX業者が日本の金融ライセンスをとらない理由

日本人向けサービスを展開している海外FX業者は、意図的に日本の金融ライセンスを取得していません。

その理由は、日本の金融ライセンスによって以下の3つが制限されてしまうからです。

◎25倍以上のハイレバレッジ

◎追証のないゼロカットシステム

◎豪華なボーナスキャンペーン

この3点はトレーダーにとっていいこと尽くめのような気がしますが、日本の金融ライセンスでは厳しく制限されています。

これらが制限されたのにも、理由があります。

まずは、日本のレバレッジ規制の歴史から振り返ってみましょう。

レバレッジ規制の歴史は?

1998年~ FXの歴史が開始し、レバレッジ400倍が標準に

2010年~ レバレッジ50倍に規制される。

2011年~ レバレッジ25倍

今後はレバレッジ10倍以下になるよう金融庁が働きかけている。

国内FXは「レバレッジ400倍」から始まり、10数年という短期間に「レバレッジ25倍」まで規制がすすみました。

2018年には「レバレッジ10倍」という規制が現実になりかけましたが、投資家や国内FX業者の猛反対によって延期に。

あくまで「延期」なので、いつ「レバレッジ10倍」に規制されてもおかしくない状況です。

ではなぜここまでレバレッジ規制がすすんでしまったのでしょうか?

トレード規制、最大の理由は「投資家保護」

レバレッジ規制がすすんだ背景には様々な事情がありますが、最大の理由は「投資家保護」です。

レバレッジ400倍、国内FX全盛期。

日本国内で「FXブーム」が巻き起こりました。

100万円準備できれば、4億円の取引ができる時代です。

ハイリスクハイリターン取引で億万長者がゴロゴロ誕生し、メディアでも大きく話題に取り上げられました。

その影響もあって、億万長者を夢見るトレーダーが数多くFX業界に参入したのです。

今では常識ですが、FXで利益を出すのは簡単ではなく、知識・経験が必要です。

しかし当初は「FXは簡単に億万長者になれる」っという情報だけで始めた、「リスク管理」のできない無謀なトレーダーがばかりでした。

結果、大多数のトレーダーが全資金を失い、負けを取り返すために借金をしてしまう人で溢れかえったのです。

この状況に危機感を覚えた国は、「トレード規制」を始めます。

「大金を簡単に得られない仕組み」「無謀なトレードを抑制する仕組み」「FXを始めるハードルを上げる仕組み」を作り、これによって「投資家保護」を図りました。

大金を簡単に得られない仕組み ⇒ レバレッジ制限 

無謀なトレードを抑制する仕組み ⇒ 追証(ゼロカット禁止)

FXを始めるハードルを上げる仕組み ⇒ 豪華なボーナスを制限

現状をみれば分かりますが、この「投資家保護」は成功しています。

昔のようにFXで破綻するトレーダーは激減し、「FXは借金を招く怖いもの」という間違ったイメージも払拭しました。

これには、FXを学べる場が増えたことで、全体的な投資家の教育レベルが上がったのも大きな要因です。

ハイレバレッジは危険なのか?答えは「ノー」

投資家保護の仕組みは分かりました。

では、ハイレバレッジは本当に危険なのでしょうか?

はっきり言います。答えは「ノー」です。

ハイレバレッジは、一攫千金、ギャンブルを求める人にとっては大変危険です。

一瞬で全資金を失ってしまいますからね。

しかし、リスク管理ができるトレーダーにはメリットしかないです!!!

トレードを例に、ハイレバレッジのメリットを確認!

例として、下の条件でトレードすると仮定します。

☆トレード条件

GBP/JPY=150円、10万通貨の取引

☆手法の条件

利確=20.0pips(+2万円)、損切=10.0pips(-1万円)、勝率:60%

上の条件で10回トレードすれば、6勝4敗で+8万円です。

5回連続で負けても大丈夫な資金を準備したい場合、レバレッジによってどれくらい違うでしょうか?

5回連続(-5万円)負けても大丈夫な資金

◎レバレッジ25倍
10万 × 150 ÷ 25 = 60万円 +5万円 = 65万円

◎レバレッジ888倍
10万 × 150 ÷ 25 = 16891円 ≒ 1万7000円
1万7000円 + 5万円 = 6万7000円

レバレッジ25倍 ⇒ 65万円

レバレッジ888倍(XM) ⇒ 6万7000円

10倍も必要な資金が違う!!!

上のように、同じ手法で、トレードによる利益損失が同じでも、必要な資金が10倍も違います!!!

利益損失が同じなら、低投資のほうが断然いいですよね?

65万円準備できるなら、ロットを上げたり、他の手法を試したり、通貨ペア数を増やしたり、もっと有用なトレードができます!

このように、高レバレッジは資金面において大きな大きなメリットがあります。

ただし、このメリットは「リスク管理のできるトレーダー」に限ります!

リスクの高いギャンブル大好きトレーダーは、資金を一瞬で失うデメリットが発生することを留意してください。

海外FXはなぜハイレバレッジがOKなのか?

海外FXは日本以外の金融庁ライセンスを取得しているため、レバレッジ規制はその国のルールが適用されます。

基本的に、日本以外の国は厳しいレバレッジ規制が敷かれてないです。

海外FXが日本金融庁に警告を受けている理由は?

海外FX業者は日本金融庁から警告を受けています。

警告の対象は、「海外に所在を置き、日本の金融庁のライセンスを取得せずに日本人向けに営業している会社

つまり、ほぼすべての海外FX業者が対象です。

前述したとおり、海外FX業者は意図的に日本の金融ライセンスを保有してないだけで、違法ではないのでご安心してください。

日本金融庁がこの警告を出した、考えられる理由は2つ。

(KuMaが考察した内容です)

・日本人顧客を海外のFX業者に流出させないため

・厳しい規制を強いている国内FX業者からのクレームを防ぐため

日本金融庁の厳しい規制に則って運営している国内FX業者からしたら、海外FX業者に顧客が流れるのは納得いかないはず。

そう考えると、金融庁が警告を出しているのも納得ですね。

まとめ

ここまで海外FXの安全性を解説してきましたが、詐欺同然の悪質業者が存在するのも事実です!

1つのネット情報を鵜吞みにせず、しっかり下調べを重ね、最後は自分で判断しましょう。

私が現在利用している4業者は、今のところトラブルなく安心して利用できてるので、業者選びの参考にしてください。

海外FXは違法ではないです!

ただし、今後日本金融庁からの圧力で規制される可能性もあるので、そこは留意しておく必要があります。

最後に私の願望をつぶやかせてください。

「日本金融庁様、国内FXのレバレッジ規制緩和を検討してください!!!涙」

国内の投資家レベルも高くなってますし、少しくらい緩和されても、昔のように破綻者で溢れることはないはず!

規制緩和があれば、国内FXを選ぶメリットが格段に上がります!

まあ、そんなことは現実にありえないですね、、、(泣)

今後国内FXはレバレッジ10倍規制の可能性もあるので、そこにも注視しつつ、トレードライフを楽しみましょう。

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